市中総体報告会

 6月12日(水)5・6校時、市中総体報告会が行われました。報告会では、市中総体に出場した運動部の部長が登壇し、それぞれの部の戦いぶりについて全校生徒に報告しました。

 各部からの報告では、試合結果だけでなく、試合に向けた気持ちや試合展開を語ったり、応援してくれた生徒や支えてくれた保護者、顧問、コーチへの感謝の言葉があったりして、これまで打ち込んできた部活動への思いがよく伝わる内容でした。


 報告に先立ち、「校長先生のお話」があり、校長は話の最後で「市中総体は大会ですから勝敗が必ず分かれます。優勝者以外は負けて大会を終えています。しかし,部活動の価値は勝敗を超えたところにあり,これまでの努力が無駄になることはありません。勝っても負けても真剣に向き合ってきたのであれば,得たものも反省すべきこともたくさんあるはずです。今回の結果を真正面から受け止め,県大会や,また別の目標に向かって,新たな気持ちで頑張ってほしいと思います」と伝えました。
 その上で各部の報告を聞いたのですが、その中で「勝敗を超えた価値」について改めて気付かされました。
 校長が直接応援した男子バスケ部は、県大会第3代表決定戦で予想外の点差を追いかける展開になりました。バスケットは試合時間が決まっていますから、点差と残り時間の関係で「絶対に追いつけない」と分かる時間帯がやって来ます。五城中男子バスケ部は、そんな時間帯に入ってからも試合終了まで、部のモットーである「気魄」を込めて(顧問談)、足を動かし続けました。どんな気持ちで走り続けたのでしょうか。間違いなく勝敗を超えたところで走っていたはずです。今、思い返しても感動を覚えます。
 また、そのとき一緒に男子を応援していた女子バスケ部は、全国大会出場の呼び声が高い強豪中の強豪と1回戦で対戦しました。勝つことなんて想像もできない世界で、どんな決意で試合に臨んだのでしょうか。女子バスケの部長は報告会で「私たちは15点取るという目標を立てました。結果は14点で1点届きませんでした」と語っていましたが、その表情からは悔しさと同時に「得るものはあった」という手応えが感じられました。

 下の写真は、これまで紹介できなかった市中総体前の一コマです。野球部のブルペン、休憩中の卓球部、アップ中の男子バスケ、ボールを打ち合う女子ソフトテニス部です。部活動って、いいですね。

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