令和6年度修了式

 3月24日(水)、賞状伝達に続き、令和6年度修了式を行いました。

 修了式では、最初に校長から各学年代表生徒に修了証書を授与しました。修了証書は令和6年度1年間、しっかり勉強しましたという証明書です。

 その後別の代表生徒が「1年を振り返って」と題して作文を発表しました。よかったこと、改善すべきことをよく振り返っていて、代表にふさわしい立派な発表でした。発表内容については各学年だよりをご覧ください。

 校長式辞ではこんな話をしました。

 「…今日の修了式を迎える前,3月8日に3年生が卒業しました。卒業式には一部の代表生徒しか参加していないので,ここにいるほとんどの皆さんが卒業式の様子を知らないと思います。3年生の卒業式は本当に感動的で,五城中での3年間を糧として,大きく立派になった姿で卒業していきました。

 その3年生を送り出す,2月から3月にかけての1・2年生の動きを見ていて,私は素晴らしいなあ,五城中の伝統がしっかり受け継がれているなあと密かに感動していました。長い時間をかけて準備した「3年生を送る会」,3年生の先輩たちへ送ったメッセージ,卒業式前日の式場準備や教室の飾り付け,1年生と2年生それぞれの最後の学年集会。1年生,2年生でこれだけできるのであれば,2年生,3年生になっても大丈夫。きっと元気でフレンドリーな五城中がつながっていくと確信しています。

 でも,60歳になったもっと先輩から,来年度に向けてアドバイスをしておきます。これからも続いていく長い人生において,「毎日絶好調」というのはあり得ません。上手くいくことと上手くいかないことは,多少の違いがあってもほとんどの人にとってほぼ半分ずつです。上手くいかないことは毎日やって来ます。場合によっては何をやっても上手くいかないと感じる時期もあると思います。そんなときに,一歩そこから離れて,よーく考えてみると,実は上手くいっていること,何かしらいいことが必ずあるはずです。そのような状況を英語では "Every cloud has a silver lining." といいます。「下から見上げた暗い雲の裏側は,太陽が当たって銀色に輝いている」,つまり,どんな不幸な出来事にも良い側面があるという意味です。上手くいかない時期や上手くいかないことをどうにかして乗り越えることも勉強であり,そういったことを乗り越える力のことを「生きる力」と呼んでいます。

 今月は全クラスで1時間丸々英語を使っているし,先ほどの学年代表の発表にも英語があったので,今日はこれだけにしておきます。

 1年生の皆さんはもうすぐ2年生,2年生の皆さんはもうすぐ3年生です。それぞれ学年が上がり,今度は令和7年度の五城中を皆さんが創っていくことになります。困難に立ち向かい,「生きる力」を身に付けながら,自分が楽しく,自分の周りの人も楽しく過ごせるような,元気で明るい五城中を来年度もお願いします。」

 生徒は一生懸命耳を傾け、最後に拍手をしてくれました(写真3枚目)。

 1年生も2年生もこの1年間よく頑張りました。保護者の皆様、地域の皆様、いつも五城中を応援し、支えてくださりありがとうございます。令和7年度も五城中学校をどうぞよろしくお願いいたします。 

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